会員会社ニュース

50億円規模のCVC「321FORCE」設立
三井化学がスタートアップ投資促進

三友新聞 2022年7月21日号 より]

三井化学(橋本修社長)は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレインと、50億円規模のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「321FORCE」を設立、7月4日に調印した。

これまで、三井化学はスタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行ってきたが、CVCにより戦略に合致した有望なテーマのソーシングやスタートアップへの投資を促進し、新事業・新製品創出を加速させる。

調印式で握手する三井化学・橋本社長(右)とグローバル・ブレイン百合本安彦社長(左)

投資領域はライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、カーボンニュートラル、DX、スマートシティ、宇宙など、同社が持つアセットやリソースを活用できる領域に加え、将来大きく成長が見込まれる市場・技術も視野に入れる。運用期間は10年間。全世界を対象に、シード期以降のスタートアップに投資する。

またCVCの活動を通じ、社内から提起される発想とスタートアップの技術や事業とのマッチング、先進情報へのアクセシビリティ向上を進め、全社一丸となった新事業創出に向けた全社インテリジェンス・プラットフォームを構築することで、長期経営計画「VISION2030」の基本戦略の1つ「ソリューション型ビジネスモデルの構築」の強化を図る。

他の記事も読む