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玉野に大容量の水素ガス供給設備
三井E&S、関連事業の早期立ち上げ目指す

三友新聞 2022年7月7日号 より]

三井E&Sマシナリー(田中一郎社長)は、岡山県玉野市の玉野機械工場敷地内に液化水素タンクや水素ガス圧縮機などによる「水素ガス供給設備」を建設する。来年6月の完工を予定し、1時間当たり1,000Nm³の水素ガス供給を可能とする大容量の設備を構える。これにより水素関連ビジネスの早期立ち上げを目指す。

三井E&Sホールディングス(高橋岳之社長)の子会社で水素ステーション用の水素ガス圧縮機国内トップシェアを誇る加地テック(鈴木博士社長)が、20MPaの高圧供給が可能な往復動圧縮機を供給する。

三井E&Sマシナリーは昨年、ダイハツディーゼルとともに国土交通省補助事業の「海事産業集約連携促進技術開発費補助金」に採択された。同補助事業の一環として今回建設する水素ガス供給設備を使い、三井E&Sマシナリー所有の大型船舶用エンジン(出力7MW)に大容量の水素を供給し、燃焼させるための技術開発を行う。また、発電用天然ガス焚きガスタービンの水素混焼・専焼技術開発にも取り組む。

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