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商品拡充で家庭用ワインに注力
サッポロビールが2022年販売計画発表

三友新聞 2022年2月10日号 より]

サッポロビール(野瀬裕之社長)は今年のワイン・スピリッツ事業の販売計画を発表した。コロナ禍で業務用の需要が落ち込むなか、家庭用を強化し、売上高で前年比1割増の389億円を目指す。

昨年のワイン実績は業務用の不振から全体では前年比で4%減ったものの、家庭用の下支えもあり、国産の「グランポレール」と豪州産の「イエローテール」は1%増、スペイン産オーガニックワインの「パラ・ヒメネス」は3.2倍増と大きく伸ばした。今年は低アルコールワインにも力を入れ、アルコール分を抑えたイエローテールの「ピュア・ブライト」(赤・白)を4月5日に新発売する。赤はアルコール分11%、白は9.5%。参考小売価格は1,015円(税別)。

また、仏名門ワイナリーのミシェル・シャプティエ社が手掛ける「マリウス」(赤・白・ロゼ)をラインナップに加え、2月22日に新発売する。参考小売価格は1,100円(税別)。

スピリッツは「デュワーズ」の「ホワイトラベル」と「12年」を強化するとともに樽の違いを楽しむカスクシリーズを展開。「バカルディラム」は夏場のハイボールとして「モヒート」をPRする。

このほか、「濃いめのレモンサワーの素」は前年比で60%増と大きく伸長しており、本来業務用の1.8Lペットボトルもコストパフォーマンスの高さなどから好評を博している。

サッポロビールのワイン・スピリッツ商品

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