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バイオマスナフサからプラスチック製造
三井化学大阪工場で開始、日本初

三友新聞 2022年1月13日号 より]

三井化学(橋本修社長)は、日本初となるバイオマスナフサからのプラスチック・化学品製造を大阪工場(高石市)で開始した。カーボンニュートラル実現に向け、プラスチックのバイオマス化を進める。

昨年12月、フィンランド・ネステ社のバイオマスナフサ3,000tが大阪工場に到着し、エチランクラッカー(プラント)への投入を始めた。今回のバイオマスナフサは日本初荷揚げ。今後、大阪工場のエチレンクラッカーから誘導品へ展開し、ISCC PLUS認証に基づいたマスバランス方式(物質収支方式)で各種プラスチック・化学品に割り当て、バイオマス認証を付与した製品として出荷する予定。

今回使用するネステ社のバイオマスナフサは、植物油廃棄物や残渣油等を原料に製造されたもの。原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおけるCO₂を、石油由来ナフサ使用時に比べて大幅に削減されることが見込まれる。

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