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カーボンニュートラル研究センター設置
三井化学が九州大学と組織対応型連携

三友新聞 2021年11月4日号 より]

三井化学(橋本修社長)は、国立大学法人九州大学と組織対応型連携契約を結び、同大に「三井化学カーボンニュートラル研究センター(MCI-CNRC)」を設置した。契約締結の会見で橋本社長は「最先端技術の社会実装を見据え、社会課題解決に貢献する」と狙いを述べた。

連携では、カーボンニュートラルに資する最先端の環境基盤技術の開発獲得、及び当該技術領域における実用化・事業化の推進を共同で行う。それに伴い、九大のカーボンニュートラル・エネルギー研究所・アイスナー内にMCI-CNRCを設置。11月1日から2031年3月末までと、長期にわたって研究開発や実用化に取り組む。

三井化学は10年間で20億円を投じる計画。橋本社長は会見で「アイスナーが培ってきたグリーン水素、CO₂回収・貯留・変換など世界最先端の研究をさらに深め、三井化学が取り組んできた低環境負荷技術の工業化に関する知見を融合させることで社会的なインパクトのある成果を挙げる取り組みとして長期的に取り組んでいきたい」と話した。

連携契約を交わした三井化学・橋本社長(右)と九州大学・石橋達朗総長

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