三井住友銀行（髙島誠頭取CEO、SMBC）は、デンカ（今井俊夫社長）と「ESG/SDGs評価シンジケートローン」融資契約を結んだ。また三機工業（石田博一社長）に「ESG/SDGs評価融資」を実施した。

「シンジケートローン」は、SMBCと日本総合研究所（谷崎勝教社長）が作成した基準に基づき、顧客のESGやSDGsの取組や情報開示の状況を評価する金融商品。デンカはGHG排出削減や再エネなど環境の取組、感染症向け診断キット提供など社会課題解決への取組など「気候変動への対応」「顧客に対する誠実さ」「企業理念・サステナビリティへのコミットメント」において高い水準を満たしていると判断された。

「評価融資」はESG側面の取組や情報開示、SDGs達成への貢献を評価し、取組や情報開示の適切さについての現状分析、今後の課題、課題への取組事例などを還元する融資商品。三機はサステナビリティ推進部を新設し取組を推進していることなどから「環境配慮型の製品・サービスにおける取組」「ローカル・グローバルコミュニティへの配慮」「企業統治体制」において高い水準にあると判断された。企業経営において優れたESG側面の取組と情報開示を実施しており、事業を通じたSDGs達成への貢献意欲が高いという評価を受けている。