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山梨で大規模P2Gシステムを実証
東レが三井E&S系の加地テックなどと

三友新聞 2021年10月7日号 より]

東レ(日覺昭廣社長)と三井E&S系の加地テック(鈴木博士社長)は、山梨県、東京電力ホールディングスなどとのコンソーシアム「やまなし・ハイドロジェン・エネルギー・ソサエティ(H2-YES)」で、大規模P2Gシステムによるエネルギー需要転換・利用技術開発事業を9月から始めた。

グリーンイノベーション基金事業における国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されて行う。H2-YESには他に、東京電力エナジーパートナー、日立造船、シーメンス・エナジー、三浦工業、ニチコンが参加する。

P2Gシステムは、再生可能エネルギー等由来の電力を活用し、水の電気分解から水素を製造する技術。今回の事業では、2021年度から25年度までの5年間で、再エネを安全・安心に水素エネルギーに転換できる固体高分子形水電解を使って、水電解装置の大型化・モジュール化に向けた設備設計や各種試験を行う。

東レは今回の事業を通じ、自社開発した「炭化水素系電解質膜」による高効率大型水電解装置を実現し、グリーン水素サプライチェーンの構築を目指す。

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