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船橋の「街づくり型物流施設」全体竣工
三井不動産、ららぽーととも連携

三友新聞 2021年7月15日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)は、千葉県船橋市で物流施設・三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)の「船橋Ⅲ」を竣工させた。最新機能を備えるほか、緑地広場やイベントスペースも設けた「街づくり型物流施設」として、至近の「ららぽーとTOKYO-BAY」と連携して運営する。

三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)「船橋Ⅲ」

三井不動産は船橋で2013年から物流施設を開発しており、8年かけた計画が全体竣工を迎えた。「船橋Ⅲ」は敷地内の「Ⅰ」「Ⅱ」に続くもので、地上8階、延床面積27万1,000m²。業界最高性能を目指し、全フロアに人感センサーによるLED照明や倉庫内空調を完備したほか、顔認証システムや非接触型エレベーター、グリーン電力などを導入している。共用部には従業員専用のプライベートガーデンをはじめ、ラウンジや貸会議室、屋外テラスなどを設けた。地域に開放する緑地広場は広さ約2ha。ららぽーととも連携してイベントを催す。

発表会見で三木孝行専務執行役員ロジスティクス本部長は共用部を充実させた理由について、「物流施設の職場環境は『3K』とも呼ばれ、従業員の採用が困難。優秀な人材が集まる施設にしたい」と述べるとともに、「当社は施設をミックスさせるのが得意。コロナ禍が収束した後はららぽーとと連携して賑わいを創出したい」と期待を寄せた。

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