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企業向け出張型リモート接客サービス
三井物産・三越伊勢丹が渋谷で実証実験

三友新聞 2021年7月15日号 より]

三井物産(堀健一社長)と三越伊勢丹(細谷敏幸社長)は、東京・渋谷でモビリティカーやトレーラーハウスを利用した出張型接客サービスの実証実験を行った。

三井物産は博報堂とともに渋谷の街を活性化させる「渋谷グッドパス」を推進しており、今回は活動の一環として三越伊勢丹と協業。7月5日から5日間限定で出張型接客サービスの実証実験を行った。

三井物産が用意したソニー製のモビリティカーとトレーラーハウスを敷地内に設置し、車内で接客する。三越伊勢丹のリモートショッピングサービスと組み合わせて利用者から事前に要望をヒアリングした上で、好みに合った紳士・婦人用品をトレーラーハウスに揃える。利用者は車内で販売員から商品のコーディネート提案を受けながら、試着や相談ができる。

トレーラーハウス外観

ハウス内で販売員から接客を受ける

用意した商品の中から決められない場合は、モビリティカーで日本橋三越本店と映像で結ぶ。車内には4Kハイビジョンディスプレイがあり、三越本店の売り場からリモート接客を受けながら商品を選べる。

今後は実証実験を重ねた上で、法人向けの有料サービスとして事業化する考え。従業員向けの福利厚生の一環としてオフィスビルの敷地内などに出張し、サービスを提供する。紳士・婦人用品に加えて、食料品や化粧品なども検討し、商品ラインナップを広げる。

ソニー製のモビリティカー

車内のモニターを通じ日本橋三越本店とリモートで結ぶ

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