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三井不動産が帝国ホテル周辺を再開発
総事業費2,500億円、新本館は2036年完成

三友新聞 2021年4月15日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)は東京・内幸町で大規模再開発事業を始める。帝国ホテルの本館・タワー館を解体し、新本館・新タワー館に建替える。総事業費は最大2,500億円を見込む。2036年の竣工を目指す。周辺地区も含めて10社で一体再開発する。

帝国ホテル東京、NTT日比谷ビル、東京電力本社ビル、みずほ銀行内幸町本部ビル、日比谷ユーワンビル(旧NBF日比谷ビル)などがある日比谷公園に面した一等地をオフィスやホテル、商業などの大規模複合施設に建替える。敷地面積は6.5ha。街区を北・中・南に3分割し、再開発する。参画する10社のメンバーには関係権利者の三井不動産、帝国ホテル、東京電力、NTT、第一生命などが名を連ねる。

北地区の帝国ホテルは新タワー館を2030年、新本館を2036年に完成させる。新タワー館を先行開業させるとともに近隣施設も利用し、工事中もホテルの営業は続ける。

中・南地区にもオフィスや商業など様々な機能を備えた40階以上の複合施設を建てる。街区には広場を整備し、隣接する日比谷公園と一体化させる。計画の全体竣工は2037年以降の予定。

再開発計画地

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