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PIF契約でSDGsの達成に貢献
三井住友信託銀行・サッポロHD

三友新聞 2021年2月11日号 より]

三井住友信託銀行(橋本勝社長)は、サッポロホールディングス(尾賀真城社長)とポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を特定しない事業会社向け融資タイプ、PIF)の融資契約を締結した。サッポロHDの事業活動を融資により支援することで、SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を目指す。

PIFは、国連の補助機関である国連環境計画と世界の金融機関で構成される「国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)」が提唱したポジティブ・インパクト金融原則に則して行われる。同原則は金融機関に、企業活動のSDGs達成に対するプラスの影響を評価し資金提供することを定めている。

SDGs達成への影響とは、環境・社会・経済の各側面における「ポジティブな影響の最大化」と「ネガティブな影響の最小化」の追求で評価され、サッポロHDの事業では「酒・食・飲による潤いの提供」「社会との共栄」「環境保全」の3種のインパクトが特定された。それぞれの目標と指標について、第三者機関として日本格付研究所が評価し、ポジティブ・インパクト金融原則への準拠を確認した。

今後、サッポロHDはESGレポートなどインパクトの状況が分かる資料を継続的に開示し、三井住友信託は開示情報に基づき各指標の達成状況を確認していく。

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