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量子コンピューティングを共同研究
三井住友信託・慶大、ビジネス活用目指す

三友新聞 2020年11月26日号 より]

三井住友信託銀行(橋本勝社長)は、新たな成長領域の創出の一環として、慶應義塾大学量子コンピューティングセンターと共同研究を開始する。

企業メンバーとして参加し、学校法人慶應義塾、日本アイ・ビー・エムのほか各参加企業と共に応用研究やソフトウェア開発を共同研究する。同領域の中核人材を育成し、新規ビジネス創出や既存ビジネスの抜本的改革のためのソリューション開発を行う。

近年の社会やビジネスのデジタル化、IoTの普及に伴ってデータ量は爆発的に増大し、大量のデータから有用な情報を即座に処理する需要が高まっている。一方で、現方式のコンピューティングでは性能の向上は限界に達しつつあるといわれており、その解決に繋がる可能性がある量子コンピューティングへの期待が高まっている。

量子コンピューティングは、資産運用やリスク管理など金融ビジネスへの応用が期待されており、将来大きな変革を与える可能性がある。三井住友信託銀行ではデジタル技術を積極的に活用し、今後も業務の高度化を通じて、社会ならびに顧客からの期待に応えていくとしている。

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