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「デンカ球状マグネシア」本格展開開始
5G・xEV向け高機能セラミックス

三友新聞 2020年11月19日号 より]

デンカ(山本学社長)は、最先端機能性セラミックス「デンカ球状マグネシア」を本格的に市場投入した。

5GやxEV(EV・HV・PHV・FCVの総称)に新たなサーマルソリューションを提供するもので、環境・エネルギー分野の強化を進め、SDGsに掲げるクリーンで安全な未来社会の実現に貢献する。

医療や防災にも活用される5Gと温室効果ガス削減に貢献するxEVは、持続可能な社会の実現において重要な役割を担う分野とされる。それらの開発が進むのに伴い、通信量の増加や高速化、車載部品の高性能化により、放熱材料に対する高熱伝導性や高信頼性の要求が飛躍的に高まっている。デンカの球状マグネシアは球状アルミナの約1.5倍の高熱伝導を示し、5GやxEVで求められる要求特性に応える。

デンカは成長戦略の一環として注力する環境・エネルギー分野において、球状マグネシアをはじめとするセラミックス、5Gにおける伝送損失を低減する低誘電絶縁材料(LDM)やLCPフィルム等の開発も進めている。またリチウムイオンバッテリー向けには超高純度アセチレンブラックを供給しており、その安定供給に努め、クリーンで安全な未来社会の実現に寄与する。

デンカ球状マグネシア

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