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三井住友信託銀行が高校生に出前授業
18歳成年に向け金融リテラシー向上図る

三友新聞 2020年10月22日号 より]

三井住友信託銀行(橋本勝社長)は10月14日、神奈川県藤沢市の藤嶺学園藤沢高校で、出前授業「高校生のいま知りたい! マネー入門」を開催した。異文化理解や統計学など、社会的な学習を行う「藤嶺ゼミナール」の一環として、金融リテラシー向上を目的に実施されたもの。

11月末までに4講座開催するうちの1回目で、当日は三井住友トラスト・資産のミライ研究所の唐木田みわ研究員が約70分間、10名の高校生を前に「お金のトラブル回避術」をテーマとした特別授業を実施した。

スマートフォンを通じたゲームなどへの高額課金の注意を訴えたほか、インターネットを介したワンクリック詐欺、当選詐欺、アンケート詐欺などの手口を解説。また、2022年度から成年年齢が18歳に引き下げられることを念頭に、クレジットカードの利便性とリボ払い等のリスクを説明した。

高校生は「手口を知っているかどうかが詐欺への対応を決めるということが印象に残った。早いうちに知ることができてよかった」などの感想を語り合い、授業が締めくくられた。

三井住友信託銀行は昨年9月、「資産のミライ研究所」を設立。資産形成に関する調査研究や提言を行っているほか、取引先企業の従業員向けにセミナーを開催している。今回の藤嶺ゼミナールへの参加は、ミライ研として、高校生を対象とした初のセミナーだった。

藤嶺学園で行われた出前授業の様子

三井住友トラスト・資産のミライ研究所

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