会員会社ニュース

大樹生命がヘルス・ボンド76億円分購入
アジア開発銀行初の豪ドル債

三友新聞 2020年9月17日号 より]

大樹生命(吉村俊哉社長)は、アジア開発銀行が発行する豪ドル建ヘルス・ボンド(私募形式、1億豪ドル、約76億円、格付け=Moody’s:Aaa・S&P:AAA)の全額を購入した。

アジア開発銀行が初の豪ドル建ヘルス・ボンドとして発行する債券への投資となる。開発途上加盟国における全般的な保健・医療サービス支援に加え、新型コロナウイルスに係る保健・医療関連の支援にも充当されるもの。

アジア開発銀行は長期戦略「ストラテジー2030」の中で「今なお残る貧困への対応と不平等の是正」を7つの優先課題の内の1つに挙げており、開発途上加盟国が行政および民間の医療サービスの質と範囲を改善することによってユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成するための支援を行う。

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジは、「全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健・医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態」を指す。

大樹生命では、過去にも環境債(グリーンボンド)や社会貢献債(ソーシャルボンド)、ESG投信などへの投資を行ってきた。今後も引き続き資産特性に応じて環境・社会・ガバナンスの課題を考慮した資産運用を行い、環境や地域・社会と共生し、経済・企業の安定的な成長と社会的価値の調和的な発展を目指すとしている。

他の記事も読む