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SMFLがヘリコプターリース事業に参入
日本の大手リース会社で初めて

三友新聞 2020年7月30日号 より]

三井住友ファイナンス&リース(橘正喜社長、SMFL)は、LCIヘリコプターズ(アイルランド)と新会社を設立し、ヘリコプターリース事業に乗り出す。

このほど、LCIとヘリコプターオペレーティングリース事業を共同で行うことで合意し、契約を結んだ。SMFLは航空機リースの世界大手だが、ヘリのリース事業は初めて。日本の大手リース会社でも本格的なヘリリースは初めてだという。

SMFLはLCIと新会社「SMFL LCIヘリコプターズ」(本社所在地=アイルランド・ダブリン)を設立し、LCIが保有する19機のヘリを譲渡することで事業を開始させる。19機の資産評価額は約2億3,000万ドル相当で、世界でもトップ10に入る規模。新会社の出資比率はSMFL 90%、LCI 10%で、SMFLの連結子会社となる。

ヘリは救急医療搬送、山岳や沿岸での探索救難、洋上風力発電施設への人員輸送などに広く使用されており、今後も需要拡大が見込まれている。

両社は、SMFLの財務面での強み、航空機リースなどで培った経営管理の知見と、ヘリリースで世界トップクラスの実績を持つLCIのノウハウを合わせて事業を展開し、航空関連ビジネスの事業領域・規模の拡大を図る。

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