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三越伊勢丹・三井不動産の商業施設が再開
店前には長蛇の列、飛沫防止など感染対策徹底

三友新聞 2020年6月4日号 より]

三越伊勢丹(杉江俊彦社長)は5月30日、休業していた首都圏6店舗の営業を再開した。6月12日までは営業時間を短縮し、13日から通常営業に戻す。三井不動産(菰田正信社長)も「ららぽーと」などの商業施設の営業を再開。開業を延期している「豊洲ベイサイドクロス」や「Otemachi One」の商業施設も順次オープンさせる。

4月8日から休業していた日本橋三越本店、銀座三越、恵比寿三越、伊勢丹新宿本店、伊勢丹立川、伊勢丹浦和の6店の営業を52日ぶりに再開した。通常は本館・新館で9カ所ある出入口をライオン口など4カ所に制限し、来店客は入店時に赤外線サーモグラフィーカメラで検温する。

日本橋三越本店・ライオン口に生まれた入場待ちの列

サーモグラフィーカメラでの検温

従業員は全員マスクを着用し、カウンターには飛沫防止シートを設けた。このほか、中元ギフトセンターは密集を避けるため、例年よりも2倍の広さを確保するなど、各所で感染防止策を徹底している。予定していた企画展や美術展は一部を延期。夏のセールは全店一斉スタートせず、個別に行う。

デパ地下・食品コーナーでの飛沫対策

ららぽーとなどの商業施設は5月29日から順次、営業を再開。感染防止のための三密・衛生対策を実施している。開業を延期した豊洲ベイサイドクロスタワー内の商業施設「ららぽーと豊洲3」は6月1日、建替再開業の「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」は6月4日にオープンした。三井物産と三井不動産の共同開発事業・Otemachi Oneの商業施設「Otemachi One Avenue」は6月17日から順次、開店させる。

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