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SMBCグループがSBIと資本業務提携
スマホ証券・対面サービスなど強化

三友新聞 2020年5月21日号 より]

三井住友フィナンシャルグループ(太田純執行役社長グループCEO、SMBCグループ)と国内ネット証券大手のSBIホールディングスは、デジタル・対面での各社の強みを活かし、顧客に一層の利便性を提供するため、資本業務提携を結ぶことで合意した。

両グループ傘下の三井住友銀行(髙島誠頭取CEO)、SMBC日興証券(近藤雄一郎社長)、SBI証券と共に基本合意書を締結。合意内容としては、まず「スマホ証券及び金融サービス仲介業における提携」として、SMBCグループとSBIネオモバイル証券が、若年層を中心とする投資初心者層向けの金融サービス提供に向け提携。SMBCグループはネオモバイルの20%の株式を取得する。

「対面証券ビジネスにおける提携」としては、SMBC日興証券とSBIマネープラザが、地域金融機関の対面証券ビジネスの共同提供に向けて検討を進める。また、SBIインベストメントが設立するベンチャーキャピタルファンドにSMBCグループが出資しデジタル戦略を加速させるほか、両グループのデジタル技術や金融サービスを活用して地方創生推進に向けたサービスを提供することを検討する。

さらに、SMBC日興証券とSBIHD・SBI証券は、それぞれのシステム子会社を提携させ、人材交流及びノウハウの共有を通じ、両社の証券システムの一層の内製化・共通化に向けて検討を行う。

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