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ドバイ万博日本館衣装に東レの環境配慮型素材
植物由来や回収ペットボトル原料など

三友新聞 2020年4月2日号 より]

東レ(日覺昭廣社長)は、10月から開催される予定のドバイ万博における日本館のアテンダント公式ユニフォームに、同社が長年の研究・技術開発で培った環境配慮型素材を提供した。デザインはANREALAGEの森永邦彦氏。

ユニフォームはジャケット、シャツ、ボトムなどのアイテムを用意し、来場客に日本館のテーマである「Where ideas meet」(アイデアの出会い)のアピールと、日本ならではの「おもてなし」にあふれた接客を支援する。

使用される素材は、ジャケットには回収ペットボトルを原料に用いたポリエステル繊維「&+」、シャツには部分植物由来ポリエステル繊維「ecodear」、ボトムにはフィルム屑や繊維屑を原材料としたリサイクルポリエステル繊維「Ecouse」。環境配慮型素材でサステナビリティを訴求する。

これらの繊維を用いた高機能テキスタイルには、長い会期を通じてアテンダントが快適に着用できるよう、軽量、イージーケア、耐久性などのユニフォームに必要な特性を維持しながら、ストレッチ、制電性を付与。高温のドバイで着用することを考慮し、シャツには吸汗・速乾、透け防止の機能を持つ清涼素材「Springie」も用いられる。

ユニフォームのモデルを務めたUTA氏(左)と冨永愛氏(右)

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