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デンカがドイツの研究開発拠点を増強
ノロウイルスワクチンや検査試薬の開発推進

三友新聞 2020年3月19日号 より]

デンカ(山本学社長)は、ドイツの完全子会社Icon Genetics GmbH(アイコン社)が、同国ザクセン=アンハルト州ハレ市と新施設建設の用地取得契約を結んだと発表した。同社の技術プラットフォームを用いて進めている、ノロウイルスワクチンや検査試薬の研究開発をさらに進める。

アイコン社は2月にノロウイルスワクチンについて欧州での第Ⅰ相臨床試験の治験届を提出しており、研究開発の進展に伴い施設の増強を必要としていた。アイコン社に近いハレ市のヴァインウェルグキャンパス技術団地に5万m²の用地を取得し、研究開発や製造の中核拠点となる施設を建設する。新施設は2021年以降に着工し、2023年以降の稼働開始予定。

デンカグループは経営計画でヘルスケア事業を重点分野と位置付け、経営資源を集中させている。

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