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三井住友建設の夏井高架橋工事が優秀賞
国土交通省の「i-Construction大賞」で

三友新聞 2020年2月6日号 より]

三井住友建設(新井英雄社長)が2018年10月に竣工させた岩手県久慈市の「国道45号 夏井高架橋工事」が、国土交通省の「i-Construction大賞」で優秀賞を受賞した。同賞は、ICTの活用により建設現場の生産性向上を実現した優れた取り組みを表彰するもの。

夏井高架橋工事で三井住友建設は、コンクリートウェブ断面の張出し架設に際し、「i-Construction」を橋梁分野に展開した「i-Bridge」全体への取り組みを実施。AR(拡張現実)で鋼材の組立位置や部材の出来形を確認し、これまでの目視やアナログ計測より品質を向上させたほか、GNSS(衛星測位システム)によるクレーンの吊荷位置監視システムで国道上へのはみ出しを防止し、安全性を確保した。

また、施工データをウェブ上に保存することで、維持管理作業時にモバイル端末で現地での参照を可能にするなど、デジタル化による職員の負担軽減を実現。これらの取組みが評価され、受賞につながった。

完成した夏井高架橋

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