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サッポロビールが2020年酒類販売計画発表
2019年の実績はビールで前年比増

三友新聞 2020年1月23日号 より]

サッポロビール(髙島英也社長)は2020年の販売計画を発表した。

ビール、発泡酒、新ジャンルを合わせた昨年の販売実績は前年比2.6%減の4,347万函。酒類別ではビールが0.6%増、発泡酒が18.6%減、新ジャンルが7.1%減。主要ブランド別ではヱビスが3.0%減、黒ラベルが1.2%減、麦とホップが4%減。黒ラベルは家庭向けの缶が5年連続で増えたが、飲食店向けの業務用が苦戦し、全体で減少した。ヱビスも前年に届かなかったが、19年連続増の「クラシック」や8年連続増の「ラガー」が補い、ビールを前年比増に押し上げた。麦とホップは上期の減少が響いた一方で、昨秋のリニューアル後は好調に推移している。

このほか、缶チューハイは高アルコールの「99.99(フォーナイン)」が前年比で約2倍の伸びを示した。

今年の販売計画はビール類全体で2.4%増の4,450万函を目標に掲げる。黒ラベルは注出や工程管理を徹底した「パーフェクト黒ラベル」が味わえる飲食店や体験行事を拡大。今年で発売130周年を迎えるヱビスはメモリアルイヤーの周知を図り、山手線の新駅・高輪ゲートウェイ駅前にも期間限定店舗を出店させる。新ジャンルは「ゴールドスター」を2月に新発売し、麦とホップとともに2大ブランド化する。

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