会員会社ニュース

日本製鋼所と月島機械が協業強化
株式相互取得、エンジニアリング事業視野に

三友新聞 2020年1月9日号 より]

日本製鋼所(宮内直孝社長)は、各種プラントや上下水道関連設備を手掛ける月島機械と資本提携を進め、3月末までに20億円を上限とする株式の相互取得を行う。

日本製鋼所と月島機械は、2018年3月に協業に関する基本協定書を締結。月島機械が千葉県市川市に保有していた工場の製造機能を日本製鋼所の北海道・室蘭製作所構内に移設し、2019年4月から月島機械室蘭工場として製造を開始していた。

日本製鋼所は組織再編により、室蘭製作所を中心として素形材・エネルギー事業を行う新会社を4月に設立する予定。新会社では鋳鍛鋼品や、各種合金と鋼材の複合材料であるクラッド鋼板・鋼管の製造のほかエンジニアリングサービス事業を推進する方針で、月島機械が持つ同分野に関するノウハウと日本製鋼所が手掛けてきたプラント・インフラ構造物の製作および工事、メンテナンス、試験・検査等の知見の融合を目指す。

また、月島機械の主力製品である高速回転型の分離機など単体機器に関しても、日本製鋼所の製造ノウハウを活用して高機能化を進める。

他の記事も読む