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三井化学が東大スタートアップと提携
プリンテッド・エレクトロニクス推進

三友新聞 2019年11月7日号 より]

三井化学(淡輪敏社長)は、東大発のスタートアップでプリンテッド・エレクトロニクス事業を手掛けるエレファンテックと戦略的提携を結んだ。

ICT材料新事業の創出を目指す三井化学はエレファンテックに出資すると共に、名古屋工場内の建屋や工場インフラを提供。エレファンテックは三井化学の支援のもと、来年9月完工を目途にインクジェットによるフレキシブル基板製造の量産ラインを構築すると共に、新たなものづくりを実現するインクジェット製造ラインの開発を行う。量産ラインは最大で5万m²/月。

エレファンテックの清水信哉社長は、三井化学の工場を使って量産体制を整え技術開発でも協力する今回のスキームを「大企業とスタートアップのあるべき連携の姿」と評価。一方、三井化学の松尾英喜専務は「プリンテッド・エレクトロニクス分野を皮切りに、インクジェットによるAdditive Manufacturingの拡大と社会実装に向けて、素材から革新を起こしていく」とコメントしている。

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