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AEPW国際フォーラム日本初開催
三井化学などが協力、廃プラ問題を協議

三友新聞 2019年8月1日号 より]

廃棄プラスチック問題に取り組む国際企業連携「ALLIANCE TO END PLASTIC WASTE」(AEPW)は7月22日、日本初の国際フォーラムを都内で開催した。開催をリードした三井化学・淡輪敏社長、三菱ケミカルホールディングス・越智仁社長、住友化学・岩田圭一社長も登壇し、出席した450人の関係者とともに廃プラ問題の解決に向けて決意を新たにした。

AEPWは、プラスチックに関わる世界各国の企業が参加する非営利団体。今年1月に米国を拠点として、三井化学、三菱ケミカルHD、住友化学を含む28社を設立メンバーに発足した。現在は40社まで加盟企業が増加している。今後5年間で総額15億ドル(約1,600億円)を投資し、実行力のある施策に取り組むことを活動趣旨とする。

今回の国際フォーラムは三井化学など3社の協力によって実現したもので、P&Gのヴァージニー・ヘリアスCSOを招き、AEPWの説明や廃プラ問題に関するパネルディスカッションなどを行った。

淡輪社長は閉会の挨拶で「AEPWは個社ではできない課題に対し、グローバルな視点での解決に貢献できる。世界中の企業と新たなソリューションを提案していきたい」としてAEPWの今後に意欲と期待を示した。

(左から)住友化学・岩田社長、三菱ケミカルHD・越智社長、P&G・ヘリアスCSO、三井化学・淡輪社長

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