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神田祭に三井系企業多数参加
大手町、日本橋で神輿担ぐ
[三友新聞 2019年5月16日号 より]
江戸三大祭りの一つ、神田祭が5月9日から盛大に行われた。今年は隔年で開催される本祭の年で、12日の「神輿宮入」では108の氏子町会から200基を超える神輿が街を練り歩き、約100基が東京・千代田区の神田明神を目指した。

将門塚を出発した「将門神輿」
現在、建替中の三井物産の新社屋は神田明神創建の地で、将門塚に隣接する縁から三井物産は2005年に「将門神輿」を寄贈。神田祭では大手・丸の内町会で組織する将門塚保存会が将門神輿を担ぐ。総勢1,000人にも及ぶ担ぎ手には三井物産のほか、三井不動産、大樹生命、新日本空調、三井物産フォーサイトなどの三井系企業や将門塚保存会会員の丸紅、三菱地所、三菱UFJ銀行なども加わり、神田明神へ宮入した。
12日午前に宮入を済ませた室町一丁目町会には、三井系から三越伊勢丹や三井不動産が参加。午後からは日本橋三越本店を出発し、総勢400人が「室一神輿」を担ぎ、町内を練り歩いた。

日本橋三越本店のライオン口で「差し」を行う「室一神輿」
氏子を代表する店舗前では、店側が拍子木による一本締め「木入れ」を行い、それに応える形で担ぎ手が神輿を高く持ち上げて気勢を上げる「差し」が披露された。
12日の神輿宮入で神田祭の盛り上がりは最高潮に達し、15日の例大祭をもって今年の神田祭はしめやかに閉幕した。