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三井E&S造船が省エネ船2隻を引き渡し
ばら積み船と大型原油タンカー

三友新聞 2019年4月18日号 より]

三井E&Sホールディングス(岡良一社長、旧三井造船)のグループ会社である三井E&S造船(古賀哲郎社長)は、玉野艦船工場で6万重量トン型ばら積み船「メディ ノーフォーク」を完成し、パナマのSEIUN SHIPPING社に引き渡した。

メディ ノーフォーク

全長約200m、幅約32mの船体で、石炭、小麦、大豆などのばら積み貨物だけでなく、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応する。同社の環境対応・低燃費船である「neoシリーズ」に属し、船首・船尾に新開発の省エネ船型を採用しているほか、電子制御エンジンによる低燃費化、低硫黄燃料への対応による硫黄酸化物の排出低減などを実現した。

エイシャン プログレス シックス

また、三井E&S造船の千葉工場では、31万重量トン型の大型原油タンカー「エイシャン プログレス シックス」を完成し、富士石油の関連会社・ARAMO SHIPPING社に引き渡した。

こちらも「neoシリーズ」に該当し、全長約340mメートル、幅60mの船体で、原油タンカーとして最大級の載貨重量を確保しながら推進性能と環境性能を向上させている。

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