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インドネシア初の地下鉄開通
三井系が施工・システム設計など担う

三友新聞 2019年4月18日号 より]

インドネシア初の地下鉄「ジャカルタ都市高速鉄道・南北線」が、4月1日に営業運転を開始した。同線の整備事業には、三井住友建設(新井英雄社長)が地下区間の土木事業者として参加したほか、三井物産(安永竜夫社長)と東洋エンジニアリング(永松治夫社長、TOYO)、TOYOの現地子会社・IKPT社、神戸製鋼所の4社によるコンソーシアムが鉄道システムと軌道工事を担った。

開業したジャカルタ都市高速鉄道

ジャカルタ市南西部から市中心部を結ぶ15.7kmの路線で、このうち北側6.5kmが地下区間。三井住友建設は北端約2kmにわたる地下区間の施工を地元企業との合弁事業として実施した。受注金額は約156億円。

三井物産を代表とする4社のコンソーシアムは、鉄道システム・軌道工事を約250億円で受注。三井物産は、発注元のジャカルタ都市高速鉄道会社と業務範囲に関する協議を詰めるなど全体を統括し、TOYOが進行管理とともに受配電設備、電車線、軌道、昇降機などの設計・供給を担当した。神戸製鋼は信号や自動出改札システムなどの設計・供給を行い、IKPT社が全システムを据え付けた。

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