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日本製鋼所が名機製作所を吸収合併
射出成型機強化でプラスチック需要に対応

三友新聞 2019年4月4日号 より]

日本製鋼所(宮内直孝社長)は、完全子会社の名機製作所(成瀬敏男社長)を、2020年4月1日付で吸収合併する。プラスチック製品の加工機械である射出成型機の生産体制を強化するとともに、日本製鋼所グループとしての資源・業務効率化を進める。

愛知県大府市に本社を構える名機製作所は、1942年に国産初の射出成型機を開発。現在では、特に自動車のテールランプ向け大型射出成型機に強く、国内で90%のシェアを保有している。2008年に日本製鋼所と資本業務提携を締結し、2016年には同社の完全子会社となった。

日本製鋼所は、自動車部品のプラスチック化など大型射出成型機の需要が今後一層の高まりを見せるとして、経営資源の投入とグループ内の機能重複排除を目的に、今回の吸収合併を決定。名機製作所における大型射出成型機の生産体制を拡充するとともに、同様に射出成型機を取り扱う広島製作所の生産体制を見直していく。

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