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構造タンパク質を用いた建設新素材
三井住友建設とスパイバーが共同で研究

三友新聞 2019年4月4日号 より]

三井住友建設(新井英雄社長)は、タンパク質素材を手掛けるスパイバー(山形県鶴岡市)と、構造タンパク質を用いた建設分野を中心とする新素材、新技術の開発に向けて共同研究契約を締結した。

スパイバーが研究開発を進める構造タンパク質は植物資源をベースとした発酵プロセスにより生産され、繊維への加工や樹脂、フィルム、ゲルへの加工、既存樹脂等との組み合わせによる複合材料への展開も可能なため、持続可能な基幹素材としてアパレルや輸送機器をはじめ様々な用途で活用が期待されている。

三井住友建設は、100年を超える高耐久なコンクリート構造物を構築する技術や、環境負荷の低減と快適な居住空間の維持を両立する技術等、土木・建築分野で持続可能な社会インフラ技術の開発に力を注いできた。

共同研究では、三井住友建設が培った技術・ノウハウを活かしながら、多種多様な特性や形態の材料を設計し得るスパイバーが開発する構造タンパク質とその技術を活用し、持続的な社会を実現するための用途拡大を目指す。

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