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低層のみの空調で最大4割の省エネ効果
新日本空調の大空間向け「エアロスリー」

三友新聞 2019年3月21日号 より]

新日本空調(夏井博史社長)は大空間向け空調システム「AiR-Lo³(エアロスリー)」を開発した。作業領域の低層のみを空調する「部分混合」により、室内の全体空調と比べ、省エネルギー化を図る。

エアロスリー(横吹出しタイプ)の設置例

室内空気の誘引を制御する新型吹出口を用いて、空気の上昇を抑えるとともに、水平方向への誘引を促進する。実験では全体空調と比較して、最大で4割超の送風エネルギーの削減効果が得られた。吹出口は「横」と「前方」の2種類があり、供給風量はそれぞれ1,600m³/hと3,600m³/h。吹出口はカバー交換で冷暖房に対応。ダクト接続も可能で、新築・改修工事を問わず導入できる。

同社では今後、工場や展示場、倉庫など天井が高い大空間向けに提案していく考え。4月から本格的な営業を始める。

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