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三井金属が飛騨市に5,000万円寄付
宇宙物理学研究紹介施設の整備を支援
[三友新聞 2018年11月8日号 より]
三井金属(西田計治社長)は地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用し、岐阜県飛騨市へ5,000万円を寄付すると発表した。
企業版ふるさと納税は、自治体が行う地方創生事業に対して企業が寄付を行った場合、企業が税制面での控除を受けられる制度。飛騨市は「飛騨神岡宇宙最先端科学パーク構想」として、道の駅「宙(スカイ)ドーム・神岡」内に「スーパーカミオカンデ」などの宇宙物理学研究を紹介する展示施設を整備し、来年4月オープンの予定で計画を進めている。三井金属の寄付金はこの整備事業に使用される。
飛騨市神岡町の神岡鉱山は、明治7年(1874)に三井グループの前身である「三井組」が鉱山事業を始めた地で、三井金属はこの流れを汲む。神岡鉱山は外部環境の影響を受けにくい硬い岩盤が素粒子の観測に適するとして、東京大学の実験施設「カミオカンデ」が1983年に、「スーパーカミオカンデ」が1996年に建設された。