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北海道北斗市にぶどう園
サッポロビールが国産ワイン事業強化

三友新聞 2018年4月26日号 より]

サッポロビール(髙島英也社長)は、北海道北斗市にワイン用の自社ぶどう園「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」を開く。敷地面積は25.4ha。良質なワイン原料のぶどうを確保し、同社の日本ワインブランド「グランポレール」の数量拡大を図る。

津軽海峡を望む北海道北斗ヴィンヤード(イメージ)

計画地は北海道の南側、津軽海峡に面した場所にあり、ぶどう生産に適した気候条件や広大な面積、北斗市の全面的な支援、サッポロの創業地・北海道であることなどから決定した。2019年に第一期の苗木植え付け、21年に初収穫・初仕込み、22年に「ファーストヴィンテージ」を発売する予定。収穫量は1万函相当、栽培品種はメルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランなど。栽培経験のない新品種にも挑戦する。

グランポレールは北海道、長野、山梨、岡山を産地とし、このうち、サッポロは長野に2カ所の自社ぶどう園を持ち、今回の北斗ヴィンヤードを加え、面積は2.5倍に増える。昨年のグランポレールの販売数量は約3万函。今年は前年比1割増を目標に掲げ、2026年には10万函を目指す。

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