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年間省エネ率50%超達成
新日本空調が「ZEBレディ」実現

三友新聞 2018年1月25日号 より]

新日本空調(夏井博史社長)は、神奈川県横浜市にある自社施設の「工学センター」で、年間省エネ率52.5%を達成したと発表した。これにより、省エネ化や再生エネルギーを利用して建物の消費エネルギー量をゼロに近付ける「ZEB」(ゼロ・エネルギー・ビル)を見据えた先進建築物「ZEBレディ」を実現。今後は事業展開の一環として、ZEBへの取り組みを強化していく考え。

工学センターは1983年に竣工。2014年にリニューアルを行い、関連技術を実証するショールーム機能を持たせた。以後は省エネ設備の改良を重ね、太陽光発電や窓の二重化、LED照明、高効率空冷チラー、高効率ビルマルチ、室内CO₂濃度による外気取入量制御などを取り入れたほか、室温変動制御をはじめとする独自技術も数多く導入している。

空気調和・衛生工学会では省エネ率50%以上を「ZEBレディ」、75%以上を「ニアリーZEB」、100%を「ZEB」と定義している。

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