三井のスポット

神戸ポート
ミュージアム
新しい文化と食を体験できる
新ランドマーク

2021年10月29日にオープンした神戸ポートミュージアムは、アクアリウム、フードホール、ブライダルデスクで構成される複合文化施設。
SMBC信託銀行がアセットマネージャーを務めて建設を進めてきた、神戸ウォーターフロントエリアの新ランドマークだ。 ©átoa

神戸新港に出現した
ファンタジー空間

ここを訪れてまず驚くのが、そのシンボリックな外観だ。「隆起する大地と浸食する水により生まれた造形を表現した」というシルエットは、自然物とも遺跡とも思える威光を放つ。

その2〜4階を占めるのは、都市型水族館「AQUARIUM×ART átoa」。生物たちの造形美や機能美という視点にフォーカスし、そこに人間が創造したアートを融合させることに挑戦した劇場型アクアリウムは、これまで経験したことのない感動と癒やしを提供してくれるだろう。

8つのゾーンに分かれる「átoa」館内は、それぞれのテーマ毎にデザインされた約60基の水槽で構成され、魚類を中心に無脊椎動物、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など多様な生きものたちが暮らしている。生きものたちとの出会いは、舞台美術やデジタルアートを駆使し、音、光、香りなど五感に訴えかける演出で彩られ、映画や舞台の中に身を置いたような没入感ですっかりと非現実の世界へと連れ出してくれる。洞窟をイメージした「CAVE」、床面を照らす揺らぎ照明がまるで海中浮遊しているかのような不思議な「MARINE NOTE」、そして国内最大の球体水槽「AQUA TERRA」が輝く「PLANET」などなど。次から次へと魅力的なゾーンが展開される。

日常の延長線で
アートに触れ合える場所

たっぷりと感動したあとは、1階のフードホール「TOOTH TOOTH MART FOOD HALL＆NIGHT FES」へ。神戸ブランドである〝TOOTH TOOTH〟が「TOO SMART LIFE STYLE – ハレの日常 –」をテーマにセレクションした神戸牛のBBQレストランやシーフードバル、小籠包とラーメン、洋食、和食、スイーツなどさまざまなジャンルのグルメを、約400席の広々とした空間で食事を楽しむことができる。円形バーカウンターの真上は「átoa」の巨大水槽の底面が見えるよう設計されているのも見どころのひとつだ。

同じく1階にあるブライダルデスク「VOYAGE KOBE」は、歴史的価値の高い希少なクラシックカーの展示や、「ユミカツラ」の上質なウエディングドレスをラインアップし、ウエディングフォトサービス等を提供。「átoa」の幻想的な空間での撮影サービスも提供する。

かつて倉庫街であった新港突堤エリアは開港150年を迎えた神戸港の記念事業により、再開発が進められ、神戸新港開発プロジェクトの一環としてオフィス・商業施設、住宅施設と隣接するエリアに誕生した非現実空間は、日常のすぐ隣でアートに触れ合えるお洒落スポットとして、神戸の街に新しい彩りを添えている。