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国産木材でバイオメタノール
王子HDが住友重機械と実証

三友新聞 2026年9月10日号 より]

王子ホールディングス(磯野裕之社長)と住友重機械工業が共同で申請した「国産木材を主原料としたバイオメタノールの製造に関する実証事業」が、環境省の「令和8年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)」に採択された。

今年度から2029年度にかけて、住友重機械愛媛製造所新居浜工場に設ける設備で実証事業を行う。環境省の補助期間は27年度まで。王子HDは木質原料調達とメタノール合成、住友重機械は木材等のガス化を担う。なおメタノール合成については、東洋エンジニアリング(細井栄治社長)の合成技術を導入する。メタノールはプラスチックや接着剤、塗料の原料などに広く利用される一方、国内で使われる大半は天然ガス由来の輸入品のため、温室効果ガス排出量がより少ない木質バイオマスなどを原料としたバイオメタノールへの期待が高まっている。

王子HDは国内最大級の森林資源ネットワークと長年培ってきた木質資源活用技術を持つ。今般の事業を通じて国産木材・古紙等の循環資源を活用したバイオメタノール製造技術を実証し、住友重機械のガス化技術と組み合わせることで、商用化に向けた技術検証、技術課題の解決を図ると共に、将来的な国産バイオメタノール供給網の構築可能性を検討する。

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