会員会社ニュース

CFRPのリサイクル性向上
東レが高精度材料設計技術開発

三友新聞 2026年9月3日号 より]

東レ(大矢光雄社長)は、炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics=CFRP)のマテリアルリサイクル性を向上させる高精度材料設計技術を開発した。

軽くて丈夫な素材として航空機や自動車などへの適用が進むCFRPはリサイクル需要の高まりが見込まれるが、CFRPに使われる熱硬化性樹脂の再利用にはケミカルリサイクルによる原料化や、再成形可能な熱可塑樹脂化などの技術が必要で、分解コストが高い。また高い強度や耐久性を実現する材料設計と、リサイクル性を両立することも難しい。

東レは長年蓄積したCFRP設計技術に関するノウハウを基盤に、マテリアルズ・インフォマティクスの機械学習を活用し、熱硬化性樹脂のリサイクル性(分解・再利用のしやすさ)と力学特性の両立を可能にする材料を高精度・効率的に選定できる材料設計技術を開発。今後、同技術を活用した材料開発の実証を進め、マテリアルリサイクルが容易なCFRPの社会実装を目指し、航空機、自動車、一般産業など幅広い用途への展開を検討していく考え。

他の記事も読む