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風洞設備に環境負荷抑えた冷媒採用
三機工業が持続可能な自動車開発に貢献

三友新聞 2026年6月25日号 より]

三機工業(名古屋和宏社長)は、従来より環境負荷の低い冷媒を採用して様々な温度の風を吹き付けることができる「低高温環境風洞設備」を神奈川県大和市の総合研修・研究施設「三機テクノセンター」内に構築し、このほど運用を開始した。特に自動車業界における低温あるいは高温環境を想定した試験を想定し、訴求を図る。

設備は-40℃から+50℃までの温度の風を時速0~200kmの範囲で吹き付ける機能を持つ。試験室は想定する主用途と比較して大幅に小型化しており、横幅870cm、奥行き300cm、高さ325cm。乗用車の試験用に構築した場合はこの12倍ほどの大きさになるといい、単純計算で横幅100mほどだ。三機工業は自社に構築した設備を使って新冷媒の動的特性や負荷急変時の温度の安定性の検証などを行い、改良を施しながら営業展開を図っていく。また、今年度末に向けては自然界にもともとある冷媒のCO₂を使った冷却コイルの工事を完了させ、2027年度からその検証を実施。顧客へ「新冷媒」と「CO₂冷媒」の2種の提案を図っていく計画だ。

三機工業は自動車業界へ環境試験設備を納入してきた実績を持つが、従来は空気を冷やすための冷却コイルに主に不凍液あるいは環境負荷の高い冷媒を使っていた。これに対し、不凍液の供給不安定化やフロン排出抑制法による冷媒の使用制限強化という課題があり、新冷媒の採用に至った。

構築した「低高温環境風洞設備」

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