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「三井家野方墓所」へ約100名が参詣
三井家同族会が年1回一般公開

三友新聞 2025年11月20日号 より]

一般社団法人三井家同族会は11月15日、東京・中野にある三井家の「野方墓所」を一般公開した。三井高利夫妻の墓碑や奉公人の供養塔、近代以降の三井家の墓などがある野方墓所は長年にわたり非公開とされてきたが、歴史的価値が高いことから中野区の協力も得て2019年から年に1日限定で公開されており、今回が7回目。三井家や三井系役職員、地元をはじめとする一般参詣者など1日で約100名が訪れ、先人に祈りを捧げた。

当日は午前10時から正午と、午後1時から3時の2時間ずつ行われた。運営を担う三井家同族会のほか、中野区や公益財団法人三井文庫なども公開に協力。中野区の広報紙や三友新聞で公開日を周知したこともあり、午前10時の開場とともに多くの参詣者が訪れた。地元住民を含む参詣者は三井家同族会から三井家の歴史や墓の由来などの案内を受けながら熱心に見学し、三井高利夫妻の墓前などで手を合わせた。

墓所の公開は毎年10月から11月頃で、来年の日程は未定。所在地は中野区上高田5-16-1。交通は西武新宿線・新井薬師前駅から徒歩6分。

青天の下、多くの参詣者が訪れた

三井家野方墓所

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