会員会社ニュース
オーディション通過者が宮城で交流会
東北大学視察、化石探索など
[三友新聞 2025年10月30日号 より]
三井グループ350周年記念事業の一つである「三井みらいチャレンジャーズオーディション」の通過者30名を対象とした「チャレンジャー交流会」が、10月6・7日に宮城県の仙台市および南三陸町で開催され、現地に10名が、オンラインで6名が参加した。
初日はまず、希望者を対象に、三井物産が設立に関与した「仙台うみの杜水族館」の見学会を実施。運営会社・仙台水族館開発の伊吹立社長が館内を案内した。
続いて全参加者が集合し、東北大学青葉山キャンパスへ移動。学内の会議室でオンライン参加者の近況報告会を実施した。また、東北大と連携協定を結ぶ三井不動産から産学連携によって新産業創造を目指す取り組みが紹介されたほか、東日本大震災を受けて設立された東北大学災害科学国際研究所や、太陽光の10億倍の明るさにより様々な物質の解析に応用できる2024年稼働の最新設備「ナノテラス」を巡り説明を受けた。
初日の夜に開かれた懇親会では、現地参加のチャレンジャー10名が活動状況を発表。「カルチャー創造部門」のチャレンジャーとして新たな落語のあり方を模索する桂枝之進さんが高座を務める場面もあり、会場を盛り上げた。
東北大を見学した一行
2日目は南三陸町へ移動し、同町の歌津支所内にある化石展示室で、町内で発見された魚竜の化石を見学した。続いて、「研究・留学部門」のチャレンジャーとして地質学の分野における「二重コンクリーション」という現象を研究するプラート・アルヴィンさんがフィールドワークに訪れている採石場に向かい、石をハンマーで割るなどして化石探索に取り組んだ。
参加したチャレンジャーたちは特にアルヴィンさんの研究分野に触れるとともに、2日間の交流を通じて親交を深めた。
アルヴィンさん(中央)の解説で化石発掘体験が行われた