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三井住友建設施工「嵐山橋」が土木遺産認定
1959年に「張り出し架設工法」を国内初適用
[三友新聞 2025年10月30日号 より]
三井住友建設(柴田敏雄社長)の源流企業の1社である別子建設が1959年に施工した、神奈川県相模原市の嵐山橋が、公益社団法人土木学会による「土木遺産」に認定された。
土木遺産認定制度は、顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として2000年度に創設された。竣工から50年を経過した土木構造物を対象に認定を行っている。
現在の嵐山橋
嵐山橋は国内で初めて張り出し架設工法(両岸から橋桁を形成していき、中央で接合する工法)で建設されたPC(プレストレスト・コンクリート)橋で、大きさは橋長75m、幅員8.2m。その後のPC橋梁の長大化の礎となった貴重な土木遺産として評価された。「かながわの橋100選」にも選ばれている。
張り出し施工中の嵐山橋