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FPSO事業のインド拠点開所
東洋エンジニアリング・三井海洋開発
[三友新聞 2025年7月3日号 より]
東洋エンジニアリング(細井栄治社長、TOYO)と三井海洋開発(宮田裕彦社長、MODEC)との合弁会社であるオフショア・フロンティア・ソリューションズ(OFS)は6月13日、TOYOのインド子会社であるTOYOインディアと共同で、インド・ベンガルールに新事務所・OFSインディアを開所させた。FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)事業の技術力・競争力向上を図る。
OFSはMODEC65%、TOYO35%の出資割合で2022年8月に設立。両社はそれまでも、MODECが石油会社から受注して建造するFPSOにおいて、船体に搭載する「トップサイド」と呼ばれる原油・ガス生産設備の建造をTOYOが担うなどの形で協業してきたが、大型化・複雑化し操業期間も長期化するFPSOプロジェクトに対応していくことを目的に合弁会社設立に至った。
OFSの本社機能はシンガポールに構える。今年4月にはマレーシアに新拠点を開設。今回開所したOFSインディアはマレーシアに続く新拠点であり、FPSOのトップサイドの基本設計や詳細設計、調達支援サービスを担う。現在約200名が在籍しているが、今後3年間で約750名まで職員を増員する計画だ。

開所式の様子