会員会社ニュース
東北大学に「共創研究所」を設置
三井金属が未来創造材料を共同研究
[三友新聞 2025年5月22日号 より]
三井金属(納武士社長)と東北大学は5月1日、大学の片平キャンパス(宮城県仙台市)内に「三井金属×東北大学 未来創造材料共創研究所」を設置した。これまでも実施してきた共同研究体制をより強化し、三井金属が注力するエレクトロニクス、環境・エネルギー、ライフサイエンスなどの分野で社会課題解決に貢献する新規事業の創出と人材育成を推進する。
両者による共創研究所では三井金属の事業創造本部から宮下徳彦テクニカルマネージャーが特任教授として運営総括責任者に、東北大学の多元物質科学研究所から大野真之准教授が運営支援責任者に就任。2028年4月30日まで、新材料・技術開発の加速や新規研究開発テーマの探索を行う。
共創研究所は、東北大学が2021年4月に創設した制度。同大学の資源を最大限活用し、幅広い共創活動を行うことで、分野融合による新しい価値の創造や社会課題解決の実現を目指す。今年4月末までに累計39拠点が設置されている。

三井金属の安田清隆常務執行役員(中央左)などが発表会に参加した