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610億円規模の大型再エネファンドに出資
三井住友信託銀行・JA三井リース
[三友新聞 2025年2月13日号 より]
三井住友信託銀行(大山一也社長、SMTB)、JA三井リース(新分敬人社長)は子会社を通じて、再生可能エネルギーを手掛けるグリーンパワーインベストメント(GPI)が組成した約610億円規模の大型再生エネルギーファンドに出資した。出資額は非公表。投資対象はGPIが開発・保有する国内風力発電事業で、GPIの資金循環を促すことでGHG排出量の削減に貢献する。
ファンド名称は「グリーンパワーリニューワブル2号投資事業有限責任組合」、無限責任組合員は三井住友トラスト・インベストメント、JA三井エナジーソリューションズ、グリーンパワーインベストメント・ファンドマネジメント2号合同会社。2020年に組成した1号ファンドに続くものでGPI、SMTB、JA三井リース以外の複数の国内投資家からも出資を受けた。
GPIは2004年に設立。現在はJERAやNTTグループが出資しており、2020年には陸上風力発電所「ウィンドファームつがる」(青森、121MW)、2024年には洋上風力発電所「石狩湾新港洋上風力発電所」(北海道、112MW)を稼働させた。国内で風力発電所5カ所、太陽光発電所2カ所を運営している。

GPIが北海道で運営する「石狩湾新港洋上風力発電所」