三機工業（石田博一社長）の総合研修・研究施設「三機テクノセンター」（神奈川県大和市）内の緑地「三機環境園」が、環境省の自然共生サイトに認定された。自然共生サイトは、2030年までに世界の陸地と海洋の30％以上を保護・保全地域とすることを目指す国際目標「30by30」達成へ、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定するもの。

三機環境園は人と自然環境の共生をコンセプトに草地・池・樹木から構成される約0.23haの緑地で、2018年11月から地域の憩いの場として一般開放を開始。近隣住民や保育園の散歩コースとなっており、周辺の学校から自然観察教育の場としても利用されている。自然共生サイトは令和5年度に開始された制度で、三機は令和6年度前期分の認定。認定地は現在約250カ所あり、三井系各社の社有林も認定を受けている。