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三井不動産が英国で物流施設を開発
延床面積5万m²、2026年竣工
[三友新聞 2024年8月8日号 より]
三井不動産(植田俊社長)は英国子会社を通じ、欧州の大手物流デベロッパー「Panattoni UK(パナトニUK社)」と共同事業契約を締結した。英国物流の主要エリアであるウエストミッドラウンドエリア(英国中部西エリア)の都市・コベントリーで物流事業に参画する。2025年着工、2026年竣工予定。
両社は共同で約19万2,700m²の敷地に、延床面積約5万m²の物流施設1棟を建てる。リサイクル材の使用や自然採光の活用、LED照明の導入など環境に配慮した建物とし、環境意識の高い英国で他社施設との差別化を図る。
英国における3つの主要高速道路に囲まれた「ゴールデントライアングル」付近に立地。これにより、英国内で高速道路出入り口に隣接している9割の地域に4時間以内にアクセスが可能としている。
三井不動産はこれまで、米国・英国に加えて中国・台湾・東南アジア・インド・オーストラリアの諸都市で事業を展開してきた。4月に策定した2030年までの長期経営方針では「海外事業の深化と進化」を掲げており、今回の英国における物流施設の開発もその一環。今後も海外で更なる事業機会の獲得を目指すとしている。