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脱炭素・地域活性化で喜界町と連携
SMBC・SMFL・千代田化工
[三友新聞 2024年8月1日号 より]
三井住友銀行(福留朗裕頭取CEO、SMBC)、三井住友ファイナンス&リース(橘正喜社長、SMFL)、千代田化工建設は鹿児島県喜界町と、地域の活性化や脱炭素化で連携する。
包括連携協定を7月17日に締結した。協定の下、喜界町は地域資源を活用し、島の文化や自然、景観を保全・継承しながら、2050年までにゼロカーボンアイランドの実現を目指す。
4者は再エネの導入・普及を通じた地域の活性化や町民の利便性向上、地域特性を活用した事業、地域内での脱炭素や災害対応強化推進、公共交通、官民連携事業などについて協力を検討する。具体的な取り組みの際には、地域の電力会社や金融機関、島内機関、周辺自治体などと連携していく。
喜界町は奄美群島内の喜界島に位置し、島は地殻隆起とサンゴ礁の広がりにより形成され、現在も隆起が続く特殊な環境にある。希少性の高い環境特性から、その維持・発展には大きな意義があるものの、九州本島や奄美大島と電力系統が接続しておらず、エネルギー・生活物資を島外に頼らざるを得ないため、気候変動による台風や集中豪雨などの被害による影響が懸念されている。
また人口減少などの課題もあり、4者は各種の課題解決に向け、連携して取り組む。