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SMFLがエアバスにヘリ16機発注
緊急搬送、洋上輸送などに使用

三友新聞 2024年5月30日号 より]

三井住友ファイナンス&リース(橘正喜社長、SMFL)が出資するヘリコプターリース会社が、エアバスから16機を購入する契約を結んだ。確定9機、追加購入権付7機で、同社への先行発注は累計21機。2028年までに引き渡される。

SMFLがLibra Groupと共同出資するヘリコプターリース会社LCI、及びLCIと共同出資するSMFLHによる発注。

購入するのはエアバス・ヘリコプターズが製造する最新世代の中型及び準大型の「H145 D3」「H160」「H175」の3機種で、機種ごとの台数は非公開。事故現場からの緊急を要する医療搬送や病院間の搬送、洋上や山岳地域での探索救難、洋上風力発電施設など大型洋上施設への人員・物資輸送などに使われる。

また同規模の他機材や他の輸送手段に比べCO₂排出量が低いことから、運航会社のライフサイクル全体におけるCO₂排出量低減に貢献するほか、将来的には持続可能な航空燃料(SAF)の使用にも対応する予定としている。

SMFLは2020年にヘリコプターリース事業に参入。LCIは約150機、SMFLHは約65機を持ち、今年2月にはイタリアのレオナルド社と21機の購入契約を結ぶなど、事業を拡大させている。

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