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三越伊勢丹HD、バンコク大規模開発に参画
不動産・商業一体開発の海外展開第2弾

三友新聞 2024年5月30日号 より]

三越伊勢丹ホールディングス(細谷敏幸社長)は、タイ・バンコク中心部の大規模複合開発プロジェクト「One Bangkok(ワン・バンコク)」のオフィス事業と小売り事業に参画する。昨年7月に開業したフィリピン・マニラの「三越BGC」に続く、不動産開発と商業施設展開の海外事業モデル第2弾。

ワン・バンコクは、総面積約17万3,000m²、投資額1,200億バーツ(約5,000億円)を超える大規模開発プロジェクト。バンコク中心部の主要幹線道路沿いに位置し、5つのオフィスと4つの商業施設、住宅、ホテル、アリーナと8,000m²に及ぶ広場などで構成される。

One Bangkokプロジェクトの完成イメージ

三越伊勢丹HDの参画は、タイ最大級の企業グループであるTCCグループの不動産会社・TCCアセッツと、様々な国で不動産事業を展開するフレイザーズプロパティの子会社であるワン・バンコク・カンパニーと共同で行うもの。今年4月5日に合弁契約を締結し、5月17日にバンコクで調印式を執り行った。

オフィス事業では、ワン・バンコクに建設されるプレミアムグレードAオフィスタワーのうちの1棟「Tower4」に出資する。また、小売事業ではワン・バンコク・カンパニーとの合弁で、商業施設のうちの1つ「Parade」の地下1階に、食品・飲食カテゴリーに特化した「三越」を出店する計画だ。

三越伊勢丹HD・細谷社長(中央右)などが調印式に出席した

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