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アフリカに医療物流センター
商船三井グループがケニアで

三友新聞 2024年2月1日号 より]

商船三井(橋本剛社長、MOL)と商船三井ロジスティクス(八嶋浩一社長、MLG)はアフリカ・ケニアの大手医療品メーカーのリバイタル・ヘルスケアと戦略提携の覚書を交わした。ケニアのモンバサ経済特区で医療品・医薬品の物流センターを建設する。

リバイタル社はアフリカを代表する医療品メーカー。北アフリカを除くサブサハラアフリカには医療品の保管に適した物流センターがないため、リバイタル社の製造品は一度、海外の倉庫へ輸出してから再びアフリカの需要地に運ばなければならなかった。MOLとMLGは経済特区に医療品向け物流センターを建設することで、リバイタル社の製造品及びアフリカ外から運ばれた医療品を集積し、そこからアフリカ需要地に運び、輸送コストや輸送時間を減らす考え。商船三井グループが運営し、豊富な輸送ネットワークを提供する。敷地面積は8.1ha、竣工予定は2025年。

MOLとMLGは昨年、アフリカ初の営業倉庫をケニアの首都・ナイロビに開設。国際空港にも近く、新たに日本企業のアフリカ進出を支援する物流の相談窓口を設けた。アフリカの物流に特化した日本人専任者を配置し、顧客ニーズに合わせてカスタマイズした最適な物流ソリューションを提案する。

覚書署名式の模様。(左から)商船三井ケニア・大山幹雄代表、MLG・八嶋浩一社長

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